ラブホテルの部屋をノックする音がし、私がドアを開けるとそこにはタレントの卵のような20歳前後の女の子が立っていました。タレントの卵のようなという表現は大げさではなく、当時の私には本当にそう感じられました。かわいらしい子だったという印象が残っています。
部屋に入ると、彼女は開口一番こう言いました。
「私でいいですか?」
私に不満があろうはずはありません。即座に心を込めて答えました。
「もちろんだよ!」
すると彼女は店の責任者に電話し、客である私が了解したことを伝えました。
世間話をひとしきりした後、彼女が先にシャワーを浴びにバスルームへ行きました。服を脱ぐ音が聞こえてきて、私は彼女の裸身を想像していました。
おっぱいの大きさはCカップくらいかな?腰のくびれは?茂みは濃いのかな?お尻は大きいのかな?...
やがて、シャワーを浴びる音が漏れてきて、いっそう妄想をかきたてられたことを今でも覚えています。私もまだ若かったのですね(笑)。
5分くらいすると彼女はバスタオルを体に巻きつけて、やや俯き加減で出てきました。恥じらいが感じられ、初々しさに溢れていました。その時はこの業界でもまだ恥じらいを持った女の子がいるんだと感心していました。
彼女がバスルームから出てきた後、私は急いでシャワーを浴び、1秒でも早く彼女に会いたくて、シャワーで濡れた体をろくに拭くこともせずバスルームから飛び出しました。
彼女はベッドの上にちょこんと腰を下ろして待っていました。
「かわいいな」
と心の中で叫んでいました。
私がベッドに近づくと彼女は横になり、体に巻きつけていたバスタオルを取りました。
その瞬間、彼女の均整の取れた裸身が私の目に飛び込んできました。バストはCカップくらいだったでしょうか。バスト、ウエスト、ヒップに流れるラインがキレイでした。
私もバスタオルを取り払うとベッドに横たわり、彼女の右横になりキスをしながら右手で彼女の股間をまさぐっていました。
彼女の薄めのヘアを掻き分けながら右手の親指でクリトリスを撫で、中指を膣の中に挿入していきました。膣の中はすでに湿っていました。
私は体勢を変えて彼女の性器に顔を埋めると、舌でクリトリスを入念に舐め始めました。大陰唇や小陰唇、膣もていねいに舐めると、さすがに彼女は喘ぎ出しました。
「あっ、うっ」
という声を耳にしました。
頃合いを見てゴムを装着していざ挿入となったとき、いつものような現象が私の体の一部に起きていました。それまで屹立していたペニスがお辞儀をしてしまったのです。
それを見た彼女は何をしたと思いますか?
ゴムを外したのです。そしてやさしくこう言いました。
「コンドームを付けると元気がなくなる人は他にもいたよ。気にしないでね」
そして続けてこう言いました。
「あと5千円出してくれたら生でしていいよ!」
私はとてもうれしくなりました。彼女のやさしさに感無量になりました。
私は彼女の申し出を即座に受け入れ、生で挿入したのは言うまでもありません。お金の問題ではないのです。
あなたにも私の気持ちはわかりますか?
彼女とのめくるめくセックスが終わると、2人で一緒にシャワーを浴びました。お互いの体を隅々まできれいに洗いあいました。楽しかった!と実感できました。
別れ際に私は「近いうちに、今度は指名するよ」と彼女に伝えました。彼女のうれしそうな顔が忘れられません。
しかし、再会することは儚い夢でした。
数ヵ月後、事務所に電話すると、
「現在使われていません」
というメッセージが虚しく流れてきました。
それ以来二度と彼女に再会することはできませんでした。
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