川崎には『堀之内』と『南町』という2大ソープランド街が健在である。
『堀之内』は昔、堀之内流と呼ばれた、生中出しがウリであった。別名ハードプレイとも言われた。高級店から激安店まで揃っている。
『南町』は『堀之内』と比べると、高級店が多いことで差別化している。
総額7万円とか10万円とかのソープランドがあったと記憶している。
『堀之内』には「ソープランド」と「ちょいの間」という風俗が共存している。
「ちょいの間」というのは旧赤線の名残である。
小料理屋のような佇まいの家の玄関は、いつも開放され玄関の内側から女性が声をかけてくる。
「お兄さん、寄っていかない。サービスするから」
簡単に言ってしまえば、30分くらいの間に敷布団一枚の上でセックスするのである。それが、ショートという1回するだけのプレイである。
料金は小料理も含めて1万〜1万5千円といったところだろうか。
今回は川崎堀之内のソープランドの紹介なので、このあたりで本題に入ることにしよう。
もう20年近く前になる。
神奈川県に住んでいる者として、やはり『堀之内』を探索しない手はない。
そんなある日、『堀之内』へ出かけてみた。
午後4時頃ではまだ客はまばらである。
ソープランド街をゆっくり一通り歩いてみる。下見である。
多くの店先には水が打ってあり、地面が濡れている。
夏のことだから地面が暑い。アスファルトの熱が靴底を通して伝わってくる。
よく見ると、店先の入り口の前に塩が盛られている店がところどころにある。
盛り塩は「清めの塩」なのだろう。
10分ほど歩いて、目的の店にたどり着いた。
入り口に「入浴料金5千円」と墨で書かれれた白木の板が立てかけられていた。総額で2万5千円から2万8千円くらいだろうと見当をつけた。
この店に決め、中に入っていった。
和風ソープランド
玄関を入ると、男性店員が大きな声で迎えてくれた。
「いらっしゃいませ。ご指名の子はいますか?」
と挨拶されたが、初来店だったので、
「こちらは初めてなので、若くてスタイルのいい子をたのむよ」
と答えるのが精一杯だった。
入浴料5千円を払うと、待合室に案内された。
待合室の大きな厚手のカーテンをくぐると、コの字型をしたワイン色をしたソファが目に入った。
テレビが置いてあり、競馬中継が放映されていた。
私は競馬には興味がなかったので、エロ雑誌を見ることにした。
エロ雑誌を手に取り、パラパラとめくっていくが何か落ち着かない。
どんな女の子がつくのか気になっていたからである。
先客は2人いた。どちらも定職を持っているようには見えない。
川崎には「川崎競馬」があったので、競馬で勝つとソープランドで遊ぶ、その筋の人たちがいるということを何かの雑誌で読んだことがある。
2人は競馬で儲けたのでここに来たのかもしれないと思った。
そうこうするうちに、女性が現れ先客の1人は女性と連れ立って待合室を出ていった。女性は和服を着ていた!
和風ソープとは着物を着ていることも重要なポイントなのだろうか。
建物は木造だから、確かに和風であることに違いない。
ソープランドで遊ぶ時の楽しみの一つにコスプレがある。
「スチュワーデスの制服」「ナースの制服」「テニスウェア」「OLの制服」「OLのスーツ」「メイドの制服」「(高級クラブのママが着るような)着物」あとは「バニースタイル」などなど。
こうした服装を見て興奮する男性は少なくない。
疑似体験ができるということなのだろう。
この店では「(高級クラブのママが着るような)着物」を着用していたのである。もっとも私は高級どころかクラブには行ったことがないので、そのようなものだろうと推測したまでである。
最近では「アキバ(秋葉原)系」という一種の風俗がはやっているようだ。
秋葉原駅周辺は電気街であるが、そのすぐ近くに風俗店が点在している。
「アダルトビデオ・DVD店」「コスチューム販売店」「メイドカフェ」「ファッション・ヘルス」「抱きキャバ」など。
秋葉原駅前には夕方になると、「メイドさん」がティッシュを配っている光景を目にする。
特に人気なのが「メイドカフェ」らしい。
メイドさんの服装をした女の子が料理を運んできてくれるのだ。
店によっては別料金で、食事後口を拭ってくれるサービスもあるというが、何か違和感がある。
これもコスプレだが、私はあまり興味がない。
接触プレイがないからだ。
最初の客が出て行ってから15分ほどして、待ちに待った女の子が現れた。
和服姿で清楚に見えた。エッチな体を着物で包み、色気を押さえ込んでいるようだ。
女の子が先導し、階段を3階まで昇る。
途中で、女の子は思いやりの言葉をかけてくれた。
「階段を3階まで昇らせて、ごめんなさい」
私は、「大丈夫だよ」と答えた。
こんな言葉を交わすだけでも心がウキウキしてきた。
3階に着き、女の子は個室の扉を開けた。
2人で個室に入ると、女の子は扉の窓ガラスにタオルをかけて外から見えないようにした。
椅子に座り、たわいないことを話す。外が暑かったこと。いい子に会いたいと思っていたら、いい子に会えてよかったことなど。
女の子は私の話にいちいち頷く。よく話を聞いてくれる。
この店の躾がよくできているのか、もともと女の子がいい子なのかはわからない。たぶん両方なのだろう。
女の子はバッグからタバコを取り出すと、ライターで火をつけ一服した。
「本当は体や肌のためにやめなくちゃいけないのだけど、
なかなかやめられない」
と言っていた。私はタバコは吸わないので、禁煙するのがどれほどに大変なことなのかわからない。
2人は全裸になり、シャワーを浴びることになる。
女の子は、スケベ椅子に座った私の体にシャワーを浴びせ、体中を洗ってくれる。首筋、背中、腕、腹、足そして陰茎。
陰茎は特に入念に洗う。亀頭の周りをよく見て病気をもっていないか厳しくチェックする。病気持ちだと特殊なボディーシャンプーを使うと痛がるからわかるのだと言う。
女の子たちは定期的に「性病検診」を受けているので、客から病気をもらわないように細心の注意を払うのだ。
病気を持っていないことを確認すると、女の子は石鹸を泡立てると右手で陰茎をしごく。私は陰茎が固くなってきたことを感じていた。
充分の勃起すると、女の子は硬くなって上を向いた陰茎を握ったままおもむろにお尻を私の方へ向けた。
そして、陰茎を膣口に導いた。スポッと入ったかと思うと、女の子は入り口付近で陰茎を締め付けたり、子宮口のあたりで中を動かし、陰茎に刺激を与える。
実に気持ちがいい。陰茎の周りがざわついている。「ミミズ千匹」というのだろうか?何度も快感が押し寄せてくる。
このままだと1回出してしまう。私は焦っていた。
しかし、女の子の言葉に我に帰った。
「2回でも3回でもいいのよ。だから今出しても大丈夫」
その声を聞くと、私は勢いよく彼女の中に精液を吐き出していた。
その後、シャワーを浴び大きな湯船に2人で一緒に入った。
湯船から出ると、彼女は床にマットを敷き、その上に液体石けんを落としあわ立てた。マットプレイを始めるのだ。
マットプレイは陰茎を掴んだまま、挿入したり、膝の裏側で挟んだりして強烈な刺激を与える。このプレイの最中に出してしまうこともある。
マットプレイが終わると、またシャワーをかけて石けんを洗い流してくれる。
洗い終わると、彼女は大きなバスタオルで全身をきれいに拭いてくれる。
ソープランドは至れり尽くせりなところが人気の秘密だ。
その後、ベッドプレイで堪能した。いろんな体位で挿入し、生中出しの「堀之内流」だったことを付け加えよう。
総額2万8千円だったが、大満足の2回戦であった。
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